2008年12月16日 (火)

長期の不況

不況が長期化することを見越して、アジアのエレクトロニクスメーカーも人員コスト削減を始めています。管理職の手当てカット、無給休暇、採用凍結など守りの姿勢もあれば、人員削減や工場閉鎖など後退の姿勢もあります。また投資も抑制される傾向にありしばらくは厳しい状況が続くと思われます。

このようなときは自己研鑽に勤めるのが良いとされますが、自己啓発の本ばかり読んでいるのもどうかと思います。本は過去の経験を追体験したり、著者の優れた知見を学んだりすることにおいてはとても役に立つものですが、それをどのように実生活に応用していくかということを考えるのが重要になります。実際に知識を生かした生活ができなければ、せっかくの本の内容も絵に描いた餅であり、理想(本の内容)と現実(実社会)の乖離に悩むことになります。本を読めば読むほどそのギャップが嫌になる、という具合です。

これは、と思うことがあったら、不完全であっても実行に移すこと。まずやってみるというのがこれからの時代を生き抜くコツであり、うまくいけばさらにもう一歩前に進む、うまくいかなければ次の手を考える、ということで自分自身の力がついていくのです。思考と行動、です。

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2008年12月15日 (月)

景気と感情

うsy年末に向かって経済環境が悪くなってきているという報道が目に付きます。しかしこの’景気が悪い’という表現には実体経済の悪化のみならず、世間一般の心理状態もなんとなく後向きで悲観的にしてしまうニュアンスが含まれていると感じるのは私だけではないはずです。

景気の循環を考えると、長い目で見た場合に良いときもあれば悪いときもあるのが普通です。このサイクルに人々の感情がついていけていれば、必要以上に好景気に踊ることもなく、不景気を嘆くこともないのですが、人というものはどうしても状況に応じて判断の基準を変えてしまいがちです。幸か不幸かここ数年来の好景気(そういう実感は薄いのですが統計上は好景気だったらしい)でも人々がそれを実感するほど踊らされていなかったのがせめてもの救い。悪くなったといっても企業が露骨な人減らし(最近はリストラと呼ばれますが)を行っている程度であり、逆に言えばニュース=リストラという状態。かつてのように銀行や大企業など生活に必要な会社がバタバタと倒産していたときとは違うように思います。そんな中で雇用の調整弁として早々に職を失う方々がいるのはとても残念なことです。一部の企業のようにある特定の人間の犠牲により一部の人間が利益を温存するという構図はやはりいびつです。それはまるで、好景気に踊らされ、不景気に嘆く、状況反応型の人間性が露呈しているような気がします。

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